りんごは紅玉
同タイトル昨年もつけてた。
今年も紅玉をいただいた。紅玉はすぐに味が落ちるので、届いたらその足で皮を剥いていただくくらいのハフハフ前のめりモードが紅玉さまへの礼儀。
そして生を堪能したら、料理でもお菓子でもガシガシ使うべし。生も美味しいが加熱した時のりんごらしい酸味は他の追随を許さない。紅玉ラブ。ただ。
寿命が短い。ので、共に生き急ぐ。
とりあえず、生でいただいた残りは、いつもよく作り置いているにんじんベースの野菜ポタージュをかけたラムチョップとグリルで焼いた。
ジンギスカンのたれはりんごベースだったりするんだから別におかしかないやい、胸焼けもしなくていいやんと思いつつも組み合わせを一応ググってみた。間違えて、子羊さんのラムじゃなくて大人羊さんのマトンでやってしまい「マトンとりんご」で検索してみたら、マトンとりんごの猫ごはん、が出てきた。いつもすごく美味しそうなものを食べさせてもらっている美猫だった。
なぜ私がこの猫ではないのか、という思いは嫉妬というのでなかろか。
焼きビーツのはちみつマスタードがけ
地場産の生ビーツが売られていて、ご機嫌でお持ち帰り。確かに赤みが薄い気はしたのだけど、生だからかなぁと思い、ホイルで包んでグリルで蒸し焼き。辛まで竹串が柔らかく通るまで。で、粗熱が取れたら皮を剥くのだが、予想していた深紅色でなく黄色だった。ビーツにも色々種類はあると聞いてはいたけれど、深紅色でないビーツもあるのか。びっくり。
たくあん色でもお味はビーツなので、そのまま突き進む。料理上手マダムに教わったビーツのいただき方。ビーツは適当に切って、少しの塩とオイルとレモン汁(現在うちはカボス汁)をなじませておく。いただく時に、お酢とマスタードとはちみつを溶いたものをかけて、グリルしたくるみもかける。ビーツの甘みとよく合います。素材が甘いものはえてしてお味が重いから、むしろ少し甘みを呼び水的に添加して素材の方の重甘いのを引っ張り溶かして緩める、みたいなイメージをするといいのかもね。
たくあん色も綺麗だし、マダムが教えてくれたお味も素敵だけれど、深紅色への思いの持って行き場に困って一人影遊びをし始めたの図。
赤パプリカとイチジクのマリネ
以前の パプリカマリネ - Fuji to Higanzakura この時は甘み添加は無しにしてプチトマトを合わせたのだけど、さらに前の、こちらパプリカマリネ ミント風味 - Fuji to Higanzakura を見ると、はちみつかシロップを加えていて、甘みが野菜としてはやや重いパプリカさんは、むしろ甘さを加えて自分の甘みを少し溶かし出して緩めさせてあげるのが食べやすいのかも。
ということでイチジク。組み合わせとして完成品、という感じではないけれど、焼いてトロンと柔らかくなったパプリカと食感的には馴染み、やはり甘みがあるからかトマトとの組み合わせよりお気に入り。今回は入れなかったけれど、それでもすこーしシロップなりで甘みを添加した方がお味が緩んでくれるかもしれない。覚えていたらまたそのうち。
パプリカは焦げ目がつくくらいにグリルで焼いたらホイルで包んでビニルなどに入れて蒸してから皮を向いてそぎ切り。イチジクと合わせ、オイルをなじませ、塩と、ただいまカボス祭りつきカボス汁。あったミントの葉も加えて冷蔵庫放置。
作るものにもよるけれど、放置時間にお任せができるようになると、他の何かが作ってくれた感も入って、「自分が」作ったものは美味しいかどうか、という風に窮屈にならず自由になれる気がする。
あ、そもそも野菜なんかは自家栽培のいただきものばっかりだし、言い出したら、他の何かが作ってくれた感なんて自明すぎるのだけれど、よく忘れてます。すみません。
緑トマトと(フェンネルはないので)セロリとアニスのラタトゥイユ
ほんとは緑トマトとフェンネルのラタトゥイユが作りたいのだけれど。よくお野菜をくださる方にフェンネル作ってよとねだってタネも渡したら、以前一度は作ってくれたのだが、日本の気候だと根茎が育つ頃に湿度が高くなって腐りやすいからやだ、ということで手に入リマセン。
緑トマトもほんとは緑トマトで食べる品種のが渋くない。手に入らなかったら、普通の大きさのトマトの熟す前のやつなら、そんなに渋くない。でも野菜を作ってる人だったら、普通の大きさのトマトは愛を込めて大事に赤くしてからもぎたいですね、ということでねだれません。プチトマトは、株を処分するときに、まだポロポロと株に付いている熟す前のものはいただける。ただ、これは渋い。でもやはり緑トマトの風味が好きなので。で、昨年はジャムを作り。 緑トマトとキウイのジャム ブラックチョコレートと - Fuji to Higanzakura
今年はジャムを作るほどはなかったので料理に。
緑トマトとフェンネルのラタトゥイユって美味しいのです。で、フェンネルはそんな訳でないので、セロリとアニスの葉っぱで代用。セロリはフェンネルよりも繊維が硬いからすりおろしてみた。で緑プチトマトも適当に切って、アニスの葉っぱを入れて、塩して、緑トマトは硬いからクタクタにはなかなかならないけど、クタクタ目指して煮る。セロリとアニスの甘い香りがしてきて、アニスはフェンネルと香りの系統は同じなので、方向性はあってたなーと。
使った緑トマトが渋くないタイプだったら、魚料理の付け合わせなどにもいけそうだけど、ちょっと渋みが残っていてもいただきやすいのはパスタ。炭水化物は基本柔らかめ派なので、1鍋式で、塩かまたはナンプラーいれた少量の水を貼った鍋にパスタを入れて、ラタトゥイユもたっぷり入れパスタが柔らかくなって水分ほどほどに飛ぶまで煮る。冷蔵庫内で凍っていたのでサラサラになっちゃってますがサワークリームが相性よし。レモンピールにピンクペッパー。
自分は渋いのも平気だけど、緑トマトの渋みが残っていると人さまにはちょっと出せませんが、そうそうこの味が食べたかったの、が思い出せて幸せ。大きいタイプのトマトだったら緑トマトもそんなに渋くないはずなので、もしやったら、こんなの初めて的なおしゃれレストラン味でちょっとびっくりできると思イマス。
緑プチトマトの渋みねぇ、りんごとかとちょっと発酵させたらいんじゃないかと思ってはいるのだけど。うん。めんどくさい。
二ガニガ葉物 ベーコンと編 ミモザ卵つき
道の駅からお持ち帰りした、レットマスタード。二ガニガ葉物 果物と編 - Fuji to Higanzakura ピリッと辛くて苦いです。こういうニガ二ガ葉物はベーコン油ともアイマス。
レッドマスタードの葉っぱは茎からむしってざく切り。ベーコン細切りは弱火でじくじくと自らの油で揚がっていただきカリカリ気味に。そのままでもいいけれど、残ってるレッドマスタードの茎をざく切りにして一緒に炒め、お酢を入れてジュババっとさせ、熱いうちに葉っぱの上からかける。ゆで卵をざく切りにして(細かくしたかったから写真は黄身はざるに通したが)上からかけるのもよく合う上にミモザ色がテンションを上げてくれる。お腹空きモードの時は、サイコロ切りしてゆでたジャガイモを葉っぱに混ぜてもいい。
シェアはせず、大きめボールを一人で抱え込んでいただくサラダの幸せというのも時にございます。スプーンとフォークでワシワシ全体を混ぜていただく。
合う野菜は、春菊、ルッコラ、クレソン、など。そして素敵広大綺麗野菜の宇宙に入り込ませてくれ、ずっとそこで遊んでいたくなる、こちらのご本には
Cool Veg 農家が提案するこれからの野菜レシピ|つくる|書籍|雷鳥社 Raichosha
大王道のタンポポが!
ニガニガ葉物にベーコン油を合わせる流れはこのタンポポサラダが源だろうと勝手に思っているのだが、ビストロメニューで発見すると、他の料理を頼むつもりでも、ついつい頼んでしまっていた大変に吸引力の強い癖になるサラダ。タンポポサラダのページを開いた時は「この本の世界大好き」が飽和を超えて溢れて踊る。
こちらのレシピは素材をとても丁寧に扱っていて、上記の私のようなざっくり扱いじゃないからね。タンポポにがにが葉とベーコンとお酢という組み合わせの、ちゃんとしたお味から体験したい場合は、この本のレシピで。
ちなみに、私は粉チーズを普段あまり使わずやらないけれど、上記ニガニガ葉物系に、粉チーズ&ポーチドエッグなんてのも、見かけると美味しそうだな、と。ベーコン食べられない方もどぞ。
ミョウガとベーコンとぶどうさん炒めたん
タイトルのまま。ミョウガは果物とあいしょよし。ぶどうは皮ごと食べられるもの。これは甲斐路。タネはあるので半分に切ってタネを取ってから。
原理は、こちらの
うど祭り② うどのキウイマリネ/うどとホタルイカのヌタ/ウドとキウイのベーコン炒め/うど皮ごはん - Fuji to Higanzakura
ウドとキウイのベーコン炒めと同じ。