Fuji to Higanzakura

料理簡易記録、ときどき、?

タマゴタケ とうもろこし ももは大久保(はもうない)

きのこは秋のものと思い込んでいて、夏の間は失念してしまいずっと出会い損ねてきたタマゴタケ。桃農家さんまで桃を買いに峠越えをした途中で、キノコの季節だけ営業するほったて小屋のきのこやさんが開いているのを発見。たまごたけも発見。

きれいな赤で、もし白い斑点があったらやばいやつになる。とにかくお出汁に味がいくのでお出汁を味わう食べ方がおすすめだそうです。香りがキノコキノコしている。きのこってこういうにおいだよね、というにおい。腐葉土っぽい匂いというだけではなくてどこか動物っぽくもあるような匂い。

オットがおそばにした。肉っぽく見えるようなのも全部たまごたけ。たまごたけはしゃくしゃくなだけでお味はお出汁にいきます。お出汁の形容はうまくできません。わあ、としか。夏のお山の土の味がしてる「はず」なのはわかる。森の土に興味をもったらもっと敏感に言葉にもなるのだろうけれど。

前菜は、朝採れとうもろこし蒸したやつ。

↑ 脱がされた。BBQで焼くときはそのままでいいのにね。

デザートはもも。

桃は固い身派。母も。母は大久保という品種があると買ってくれて、筋目にナイフをいれてひねると半分に種ごとぱかんと割れリンゴみたいにぱりぱりと食べた。もうずいぶん前。覚えているのは30年くらい前になりそう。あまり甘くないので最近は出回っていないみたい。だから母もずっと何年も固い桃を食べてなかった。ただ今はその系統の「おどろき」というのが、ジューシーかつ固い身でさっぱりめの甘さもあっておいしい。固い桃、ここまで美味しくなったかというおどろき。昨年もらって、ほとんど意識のない母が、好きだったぱりぱり桃の大久保を思い出したのか、ほとんど一つ食べたといって食べさせた姉と父が驚いていた。

今回は、自分用に買ってきた。だけどおどろきも、昔母が割ってくれたみたいに、半分にぱかんとは割れない。