サバのリエット
サバとニシンの脂が少し苦手。サバ自体は好きではあるのだが。ということで自ら積極的にはあまり煮たり焼いたりしないのだが、これはたまにする。
鍋にシードル(ビールでも白ワインでも)と水を半々。塩さばがひたひたになる程度に。梅干一つと、柑橘の皮(ええ、現在文旦の皮文旦の皮は捨てられぬ - Fuji to Higanzakura)とか、ローリエとか、好みの香味野菜を入れて火にかけ、ゆらゆらするくらいまでになったらその加減を数分キープして火を落とし蓋をし後は余熱でさばに茹だってもらう。あら熱がとれたら、梅干とさばを取り出してほぐし、サワークリームなり水切りヨーグルトなりをまぜ(客人仕様のときはサワークリーム、自宅仕様のときは水切りヨーグルト、持ち寄り会みたいなときはマヨネーズ)、つぶいりマスタードもまぜる。好みの野菜類のみじん切り(タマネギでも湯搔いた青菜でも)。冷蔵庫でしばらく置いた方が脂が落ち着いて、サバの脂が苦手さんでもいただきやすい。
サンドイッチなどにも。ごはんにのせておのりでいただいても(←お気に入り)。
次は、グリルしたスライスアーモンドとクコの実を入れてみたいような。
残ったスープは、リゾットなどには使えるかもしれないけれど。今のところ使いまわしたことはない。
文旦の皮の塩麹漬け
文旦皮の香りラバー。文旦の皮は捨てられぬ - Fuji to Higanzakura
実もほんの少し入っている。レモンの塩麹漬けの際、梅干を入れたことがあったがレモンピーラー と 塩麹漬けレモン - Fuji to Higanzakura レモン皮の苦みがあまり丸くならない気がしたので、今回は梅干なし。ラップで蓋してビニールに入れた重しでムギュ。
何に使うかはまだ決めてない。
紅菜花のオイル煮パスタ
鍋の中に少なめの水、ナンプラー、ネギ油(常備品。なかったらオリーブオイルとニンニクつぶしたものなど)。しばらく水でふやかしたパスタ(折ってもよい)も入れて煮る。紅菜花を茎の固い部分から順番に入れていく。チッポラータがあったので小さめに切ってそれも。パスタが柔らかくなるまで。
麺と具を一緒に煮込む一鍋式は別茹で式よりも具とのなじみもよく優しい品になる気がする。アルデンテはそれはそれで。
菜花と豚さんのからし醤油あえ 長芋入り ちょっとゴマ風味
菜花の苦みは素敵だけれど、紅菜花紅菜花と豚さんの芥子醤油和え - Fuji to Higanzakura の甘みの豊かさに慣れてしまうと、菜花での豚さんとの芥子醤油和えは、芥子醤油に甘みを加えてもちょっと寂しい。長芋とすりゴマプラス。
赤ワイン煮デーツのグラタン
料理を冷蔵庫にしばらく放置しておくことで、味が落ち着いて美味しくなるという過程が好きだが、デーツの赤ワイン煮デーツの赤ワイン煮 アールグレイ風味 デザート仕様 - Fuji to Higanzakura については作り立てのぬるめがおすすめ。冷蔵庫保存すると、デーツの実も中のアーモンドも、どこかしらきゅっと閉じてしまい、レンジなどでその後温めても、赤ワイン風呂ででとろとろになったときの官能感は戻らない。
冷蔵庫保存してもポテンシャルはあるはずなのだから、また開いてくれないかな、ということで、デザートグラタン。
サワークリームとココナッツミルクを半々くらいで混ぜたものを耐熱器に入れ、デーツの赤ワイン煮を並べ、その上にもクリームの残りを少しかけ、デーツ以外の部分には三温糖なりざらめなりをパラパラ。ホイルをかけてグリル(もちろんオーブンでも)で焼く。途中からホイルをとる。
濃厚感はデーツの赤ワイン煮のできたてより上回る。よしながふみさん的手足バタバタ反射、復活。焼いて開かせるって、鳴かぬなら、鳴かせてみせよう、とも、殺してしまえ、とも、どちらのイメージも動くけれど、いずれにせよここに官能あり。
ココナッツミルクのひねりがちょっと手間かけた感の風味になってご機嫌だけれど、なかったらサワークリームだけとか、生クリームだけとかでもやっていると思う。ココナッツミルクが入る場合は水分がクリームの脂と反応するのか、焼いているときにかなり派手にはねるので、一人分ずつ深めのココット型などを使うのがスマートか。