紅菜花のオイル煮パスタ
鍋の中に少なめの水、ナンプラー、ネギ油(常備品。なかったらオリーブオイルとニンニクつぶしたものなど)。しばらく水でふやかしたパスタ(折ってもよい)も入れて煮る。紅菜花を茎の固い部分から順番に入れていく。チッポラータがあったので小さめに切ってそれも。パスタが柔らかくなるまで。
麺と具を一緒に煮込む一鍋式は別茹で式よりも具とのなじみもよく優しい品になる気がする。アルデンテはそれはそれで。
菜花と豚さんのからし醤油あえ 長芋入り ちょっとゴマ風味
菜花の苦みは素敵だけれど、紅菜花紅菜花と豚さんの芥子醤油和え - Fuji to Higanzakura の甘みの豊かさに慣れてしまうと、菜花での豚さんとの芥子醤油和えは、芥子醤油に甘みを加えてもちょっと寂しい。長芋とすりゴマプラス。
赤ワイン煮デーツのグラタン
料理を冷蔵庫にしばらく放置しておくことで、味が落ち着いて美味しくなるという過程が好きだが、デーツの赤ワイン煮デーツの赤ワイン煮 アールグレイ風味 デザート仕様 - Fuji to Higanzakura については作り立てのぬるめがおすすめ。冷蔵庫保存すると、デーツの実も中のアーモンドも、どこかしらきゅっと閉じてしまい、レンジなどでその後温めても、赤ワイン風呂ででとろとろになったときの官能感は戻らない。
冷蔵庫保存してもポテンシャルはあるはずなのだから、また開いてくれないかな、ということで、デザートグラタン。
サワークリームとココナッツミルクを半々くらいで混ぜたものを耐熱器に入れ、デーツの赤ワイン煮を並べ、その上にもクリームの残りを少しかけ、デーツ以外の部分には三温糖なりざらめなりをパラパラ。ホイルをかけてグリル(もちろんオーブンでも)で焼く。途中からホイルをとる。
濃厚感はデーツの赤ワイン煮のできたてより上回る。よしながふみさん的手足バタバタ反射、復活。焼いて開かせるって、鳴かぬなら、鳴かせてみせよう、とも、殺してしまえ、とも、どちらのイメージも動くけれど、いずれにせよここに官能あり。
ココナッツミルクのひねりがちょっと手間かけた感の風味になってご機嫌だけれど、なかったらサワークリームだけとか、生クリームだけとかでもやっていると思う。ココナッツミルクが入る場合は水分がクリームの脂と反応するのか、焼いているときにかなり派手にはねるので、一人分ずつ深めのココット型などを使うのがスマートか。
みかんの水曜日のネコ漬け しゅわしゅわ編
まだ珍しい品種らしいおみかんを手に入れた。でもそのままいただくにはちょっと好みから外れている。なので水曜日のネコ漬け。
みかんの水曜日のネコ漬け - Fuji to Higanzakura
ぶどうのビール漬け - Fuji to Higanzakura
密閉するとシュワシュワになるらしいという話しも聞いて今回はそのように。水曜日のネコと好みのシロップとレモン皮と一緒に密閉袋に入れて冷蔵庫に一晩放置。
シュワシュワというか、果肉を頂くと発酵系のビリビリをちょっと強くしたみたいな刺激。面白い。
小豆入りトリュフ
昔、友人が作ってくれた小豆入りチョコ。
10年以上も前に、既にさらっと自分のオリジナルアイデアで抹茶ティラミスなぞも作っては、仏人パートナーさんやそのお友達などを喜ばせていたセンスのいい友人。
ここは日本なので、今回めんどくさがりさん(自分のことなり)は小豆からは炊かずに、市販の蒸し小豆真空パック使用。砕いたチョコレートとサワークリーム少し(生クリームでも)はレンジにかけて溶かしたところに、小豆を入れてまぜ、小さなラップで茶巾絞りにしていく。事前に冷蔵庫に入れて冷やしておいた金属パットに並べ、冷蔵庫にしばらく(20分くらい?)置いておく。ラップから出してココアパウダーをまぶす。
友人のは、固くて灰汁が強いあちらの小豆の暴れ馬的苦みはストロングなチョコと相性良し、みたいな味だったんだけどね。今回のは小豆が上品でココア風味が勝ってるから、そのうちココア粉末はなし方向もまた。