Fuji to Higanzakura

料理簡易記録、ときどき、?

かぼちゃさんジンジャーエールで炊いたん

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いや、ジンジャーエールで炊いたからって、なんか特別な味になったわけじゃなくて別にお味はわかリマセン。後味に少しジンジャー風味くらいで。

美味しそうなジンジャーエールがあって実際美味しかったのだけど、ウイスキーで割りまして。間違えた。ウイスキージンジャーエールで割りましてご機嫌でしたが、なにぶん量が飲めませんのでジンジャーエールが残ります。翌日は気の抜けたジンジャーエールの成れの果てさんがなお愛しかったもので。かぼちゃさんとかさつまいもさんはジンジャーと相性よしだからいんじゃないかと。でもかぼちゃ炊く時はあずきも欲しくなるので蒸しあずき(市販品)も入れて共に炊きました。1本通った筋なんてものはございませんすみません。何かを批判するために「骨なし」という語を使っていた文に対して、自分は骨なしですが、と言ってコメント文をはじめていたのは確か金子光晴。骨なしと言い切る骨なしの色気。言い切らなければ骨なしの生きた概念(イメージ)は、非難に使われるだけの意味の中から生まれなおせない。何の話だっけ。甘みはも少し加えて醤油も少し。

無駄にしないで使えると、まぁまた飲んでもいいかな、と。かぼちゃは肝臓にいいとか、そんな素敵なちゃんとしたことは考えておりませんで、でもよいのだったら、それはとてもよいね。

頂き物自家栽培野菜保存法

 自家栽培野菜を頻繁にいただく。ありがたい。冷蔵庫で使わないうちに傷んでたりすると気持ちが荒む。だいぶ保存が上手になりました。

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  葉物。生でもいただくような、ルッコラや水菜などは、束にして茎の切り落とし部分や根の部分をたっぷり水を含ませたキッチンペーパーで包み込み、少しだけ湿らせたキッチンペーパーをふわりとのせてタッパ保存。購入品のセロリの葉っぱ、紫蘇、香菜などのハーブ類も同様。だいぶ保ちまする。

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 プチトマト。洗う。一つ一つ拭いていく。ヘタを取っていたこともあるが、そこから傷んだりすることが多い気がするので、ヘタはつけたまま保存。喉が乾いたしジューシーな果物系が欲しいなぁ、でも果物は皮を剥くのが面倒だなぁ、なんて時の、冷蔵庫からプチトマトつまみ喰いの幸せを堪能すべし。ヘタの取れてるもの潰れてるもの割れてるものは別にして、早々に使うべく切って塩麹など回してタッパに入れて冷蔵庫。

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 脱線してトマトと卵の炒めもの。塩した溶き卵さんはゆるゆるのスクランブルにして一度取り出しておく。塩麹回したトマトさんを輪郭がグズグズっとするまで炒めて、卵を戻し入れる。パンにのせて食したりするのがお気に入り。普通にフレッシュなプチトマトを使ってももちろんいいけれど、塩麹を少し回して置いておいたトマトさんは卵との馴染みっぷりがいい気がする。塩麹トマトさん、ベーコンとのスープなんかにも使いますが。

 火を通して食す葉物の山東菜、ほうれん草、ターサイ、紅菜花も、上記葉物保存と同様にしてあげるのがベストと思いつつ、こちらはまぁ多少周りが黄色くなっても取り除いてボールの水にしばらくつけてあげて加熱すればいけちゃうもん、とあまりケアしてあげずにラップに包まれた状態でくださるそのまま保存が多かったり。全部丁寧にやるとくたびれちゃう。

 冬菜もその手の葉物ですが、この時期くださる冬菜はひれ伏したくなるお味なので冬菜はシンプルに早々にいただく依怙贔屓。

 どれもせっせと食すのが最良保存法ではあります。いやその日本語変だから。

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茹で冬菜おかか醤油。

 ブロッコリ、カリフラワの類は、野菜室でよく保つけれど、早く消費せねばとプレッシャーかかってきたら軽く茹でるなり蒸すなりして作り置き保存にしておく。いただき方が降って来なかったら、とりあえずシラチャーチリソース(カリフラワにおすすめ)でも、食べるラー油の類(ブロッコリにおすすめ)でも、辛いソースさえかければツマミ。

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↑茹でブロッコリに、青唐辛子の醤油煮(地元の道の駅販売品)がけ。

 青唐辛子の醤油煮。潔く辛いんだこれが。ほんとはうどんに入れる用。ところで、ここらでは、ほうとうは家で食すもの、うどんは外で食すものらしく、うどん屋さんが大変に多いお土地柄。讃岐の方の、コシはあってもあくまでうどんは飲み物です系のツルッとしたものではなく、顎が疲れるほどとってもお固いおうどん。麺はお箸ですくうというより持ち上げるといいますか。汁はちょっと酸味も感じる味噌味で味噌味だけどどろっとしてなくてさっぱり。馬肉をしょうゆ味で炊いたものと茹でキャベツがのっている。各店、手作りの唐辛子ペーストを好みでさらに入れると茹でキャベツとよくアイマス。座敷上がり込み式で、ついでに狭かったりするのでサーブするおばさまが足の裏を踏んでってくれたりする。うどんについてはここのが好きだなどの好みはあったが(以降、そこに行く以外の家人のさらなるうどん屋探索には付き合っていません)、総じてどの店の唐辛子ペーストも潔く辛くて美味しい。かなり辛いものも平気なつもりだが、それでも毎度少なめからそっと入れていたが、地元の高校生女子が、カパッカパっと豪快に入れているのを目撃したことがある。さすが鍛えられている。地元の道の駅で売られていたりします。唐辛子に強い高校生じゃなくて、うどん屋さんお手製の唐辛子ペーストが。スーパーで柚子胡椒買うより俄然楽しい。

本日は何を書いてたんだっけ。

 

 

雪を見ながら黄色いお花金柑を 

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金柑友の会。お花の形。丸いまま煮ても味は多分変わらないのに花形なんかにしようものなら時間がかかるというものです。つまりお味は同じで手間だけかかる。

でも食べることに興味がなくて、何を出しても基本不機嫌さんな方が、これを出した時に嬉しそうだったことがある。

大きさにより、金柑の皮に縦に6本または8本の筋を入れ、お湯で茹でて、6角形または8角形に角ばってきたら取り出す。筋目から楊枝などを入れて中央のまだ固い部分をグズグズと崩しながら、もう片方の手の親指と人差し指で、へた部分とお尻部分の中央同士を抑えていくと割とスムーズに潰れやすい。ついでにできるだけタネも取り出しちゃう。

お鍋に重ならないように並べて、水と糖分(砂糖なりなんなり)で煮ます。今回はコケモモのリキュールで香りづけ(なくてもいい)。キッチンペーパーで落し蓋をしてシロップがトロッと煮詰まるまで。

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ヘタは取らない方が断然可愛いのに忘れていくつか取ってしまい。次は取らない。取らないも。

こういう単調作業の時にお世話になるのはこちらのBGM。 かもしのピアノ

頭でっかちさん(自分のことなり)は、作業しながらこんなことして何やってるんだろう他にすべきことないのか、みたいな思いもあるわけで。そんな思いがぐるぐるするパタン自体は変わらないけど、何かをちょっと次元変容してくれる。

アクワボニスト。そういう歌がありましたが。

À quoi bon  アクワボン。それが何なの(無駄やん)、というシニカル表現。

À quoi bon la musique?  音楽が何になるの。

Chanter(歌う)? À quoi bon.

Apprendre le français(仏語やってみたり)?  À quoi bon.

La psychothérapie(心理療法)?  À quoi bon.

Vivre? À quoi bon .

アクワボニストだからって、じゃあそんなことしない、というわけじゃない。なので金柑作業はそのまま続けるなり。à quoi bon という認識を否定して、自分のしていることを正当化するのではなく、à quoi bonとも唱え歌いつつなお淡々とやり続け、ふっと無駄の彼岸に連れてかれてたみたいなエロスが降りてきてました、な、そんなピアノBGM。かもよ?

 窓の外は雪景色。このまま春までずっと。

雪を見ながら黄色いお花金柑を。

焼き芋に酒盗やらわさび漬けやらのせたん 和えたんもあるよ

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スーパーの焼き芋が美味しくてびっくりだ。でも1本をそのまま消費するのはなかなかに食べでがあり。無理して全部食べなくても肴にしてしまう。焼き芋さんはラップに包んでにぎにぎッとして冷蔵庫に一日くらいおいておいた方が皮むいたり切ったりしても崩れにくくて扱いやすいみたい。

焼いたさつまいもさんに、アンチョビのせたり、オイル煮牡蠣のせたりするレシピは見たことあるから、酒盗をのせたのはその延長だけれど、以外と気に入ったのが、気まぐれでのせてみたわさび漬け。

漬物は基本好きではない。特に酒粕系のものは。なのでわさび漬けは好きじゃないものの筆頭。でも間口さんて方のおつまみレシピ本見てたら、漬物やら、わさび漬けやらをよく使われていて、見ているうちに、あ、なんか多分大丈夫だ、になってしまった挙句に、自分でも遊ぶようになっていた。びっくり。

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楊枝刺しヴァージョンはツマミテンション上がるけれど、のせるよりも和える方が馴染みは良い。なぜか瑞々しいぬか漬けと一緒にいただくのが良かった。ちなみにぬか漬けも好きじゃないはずなんだけど。他人様から出していただくのには今も抵抗がある。「焼き芋とわさび漬け合わせたの、肴として意外といけるけどぬか漬けと食べてみる?」なんて言われようものなら「漬物嫌いだからいい。特に酒粕系は。」ってきっと言う。ひどい。「いや以外といけるんだってば」「えーやだ」とか押し問答して押し倒されるまで抵抗する。

あーーつまり間口さんのレシピ本に押し倒されたのか。嫌いの最後の砦が崩されて。いや、今でも嫌い、嫌いだったら。って、間口さんはそもそもこんなつまみは作ってないですが、わさびづけは、わさびがツンとするいいやつにしてね、と仰ってて、よくわかんないから、原材料見ていろんな調味料で味付けしてなさそうで分量が少ないのを買ってみたら、無事にわさびがツンツンしてた。わさびがツンツンしてるのは、いいですね。

ちなみにぬか床は、こちらのお世話に。 手作りお手軽ぬか床 by なっつぽい 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが282万品 ヨグルトとぬかと塩をジップロックでまぜまぜするやつ。お味が丸くなってる感じでいただきやすい気がする。自分の漬物嫌い知ってる知り合いが見たらもうヒックり返って驚かれそう。あ、勝手に勘で青唐辛子が強烈なお気に入りグリーンカレーペースト少し入れちゃったけど、市販のぬか床セットをその後興味が出てスーパーなどで見てみたら、辛子がよく入ってて、あ、なんだ外してないやと思ったです。グリーンカレーペーストの漬物自体への風味はわかんないし気になりません。

 

冬ねぎスープ

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甘い甘いそしてふっとい冬ねぎさん。たくさんいただきまして、何本かずつ新聞紙でぐるぐると厳重に包んで車庫に保管し、ご機嫌でいただいていましたが、あまりの寒さに凍ってしまいました。残念。でもスープにする分には多少繊維が崩れててもいける。手が冷たいけど。ザクザク切って塩麹回して、お鍋に入れ、とろみづけにオジャガさんも同様にして上に入れ、50分くらいコトコト。

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おねぎさん青い部分も使っちゃうからかなり緑。いい感じのとろみです。じゃがいもさんのお仕事。

いつものようにブレンダーで撹拌して冷蔵庫保存。その都度必要量を水でのばして温めて、好みのトッピングで。とにかく甘い、甘いので、レモン汁とか数的垂らすと良い気がするけどお好みで。これは海藻粉末とレモン汁と結晶塩とオリーブオイル。パプリカなんかも良さそうです。

冬味スープなり。

トマト納豆ソースピザ

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市販トルティーヤの皮(コーンじゃなくてフラワーヴァージョンの)をピザ生地にしちゃうというというのは間口さんに教わった。 ボンチ揚げにジャム - Fuji to Higanzakura  薄いトルティーヤ生地ならだいぶ軽くて気軽に試せていいや。

具の方は昨日と同じく、作りおきトマトソースにひきわり納豆、きゅうりのぬか漬けみじん切り混ぜ混ぜしたののせ広げてチーズかけてグリルで焼いたん。

ポーチドエッグ(を作ろうとしたわけではなく、別用で茹で卵作ってたらなんでだか失敗したゆるゆるさん。タイマーも使ってたのになぜ。)のせたらかなり幸せ度が高いのだった。

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おまけ

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甘いのもよろしうございます。具の方も間口さんに教わったヴァージョン。はちみつ塗って金柑のせてきび砂糖かけてブルーチーズところどころにのせてグリルで焼き焼き。金柑友の会。金柑にホワイトチョコとスライスアーモンドなんかもよろしいかと。

 

 



 

トマト納豆ソースグラタン

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トマトソース(作りおき。うちには常備がないけどケチャップでもいいかも)とひきわりなっとう混ぜ前ぜ。あれば、ピクルスでもぬか漬けでも、ちょっとした漬物を細かく刻んで混ぜても。なかったら緑タバスコ1ダッシュ(トマト納豆のボワンとした風味がしまるような気がするだけだけど)。好みの具に混ぜて上にものせて、チーズかけて焼き焼き。これの具は茹でブロッコリ。ご飯でもなんでもお好みで。ご飯は白ももちろんいいけど玄米ご飯がよく合う気がしまする。