Fuji to Higanzakura

料理簡易記録、ときどき、?

インゲンと甘夏のサラダとか、イラクサ粉入りシチューとか

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豆類を柑橘とかネクターとか果物と合わせるの好きだ。ミント葉加えるのもよろし。

ロッコインゲン斜め切りして茹でてオイルとお酢と軽く塩。生ハムと甘夏の果肉と和えて冷蔵庫放置。

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青菜が満足に食べられないところに住んでいた時、イラクサの粉とか、麦の若葉の乾燥粉末とか(たまに売られてる)を、スープにもグリルしたお肉さんなどにもやたらとかけていたことがある。なんというか、つわりで土壁食べたくなっちゃう気持ちがわかるみたいな感じで欲しておりました。今思えば多分クロレラでも飲めばよかったのだろな。

今は青菜は満足出来るだけ食べられるのだけど、そんなわけでイラクサ好き(?)だったことを知ってる方からイラクサ茶をお土産にもらったので、茶っ葉をさらにグレンダーで細かくしてホワイトシチューに入れました。青臭くて懐うございます。

イラクサのポタージュ、レストランでたまに見かけると嬉しかったものですが、ドイツで食べるとやたらしょっぱく(ドイツのスープは総じて塩からかった)、フランスで食べるとクリームが重く、この素材の風味は好みなのにぃ、なことは往々にあったけれど。イラクサは多分もともとおばあちゃんの味系の古い素材で、扱うレストランのお味も古風だったのではないかと。ただ近年は、古い野菜復古ブームみたいなところもあるから、懐かしのおばあちゃん味だけどモダンなお味に食べやすくなってサーブされてるところはきっとあったと思うのだけれど、そんなシックなところには行かなかったし。

近所の店にあったイラクサ入りのマスタードも緑臭く爽やかで大変お気に入りだったのだが、メーカーが生産しなくなっただかでなくなってしまった時は悲しかった。

イラクサなんて日本でだって雑草みたいにそこいらで繁茂してるから根性があれば手袋して蟻酸に注意しながら自分で摘んで茹でればいんだけどやっぱりめんどいので、お土産のイラクサ茶で遊ぶくらいです。

白鳥の王子の話で末っ子の姫が墓場から取ってきて素手でチョッキを編んでたあのイラクサ。そいつあ痛いよ。