Ça pousse au-delà de moi. (2)
木製の響きのホール。リハもさせてもらって馴染んで来るとちょっとずつ響きを感じられるようになって来る。このホールは生きている系? オランダのコンセルトヘボウのホールみたいと勝手に思ったり。耳のいい人への憧れ。設計者さんに興味を持ってしまう。そして、そこでの参加型コンサート企画を、本当に長年ボランティアでマネージメントしてくださっている方たちの細やかさに感動する。
演奏を育てていくホール、人を育てていく場、そこに居合わせる。ありがたくて、以前使っていて失くしてしまった録音器に比べ、今の録音装置(単にスマホだが)は気に入らない、とかうだうだ言う気ももう持ち合わせられない。
そのような「場」を、作っていき続ける欠片やうねりの動きの一片として自分(の歌)もまた新たな「場」の一部となるべく入って歌っていけたらいい。
というのは、終わった後だから思えることか。歌う前は、歌詞飛んじゃったらどうしよう、とかそんなことばっかり。たった2曲でも。
かつての音楽院は、ありがたく修了証をいただいたところ。これからも歌っていくヒントの痕跡のようなものをもらったところ。他のことはあちら側へ還っていくのを見ている。
http://dl.dropbox.com/s/zrckaybndpcx69j/17.9.23chemin%20%28mp3cut.net%29.mp3:sound
「クロリスへ」「愛の小道」