Fuji to Higanzakura

料理簡易記録、ときどき、?

香茸とサクラシメジのお浸し大根おろしあえ

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奥にあるのはちょっと焼き過ぎた秋刀魚。見ると「食べたくなる感染」する秋刀魚です。

風邪ひきの家人がかわいそうだったので、むかーし偶然どこぞでいただいたことがあって、たいそう美味しかったと家人が時々目を遠くして語るタマゴタケ入りほうとうを作れないものかと、山採れきのこを売っている峠道に赴いたがタマゴタケはなく、だからといってそんなディープなところに行って手ぶらでは帰れません。色々わからないので聞いていると、おばちゃんが、35年ここの山のきのこを食しているが、さくらしめじと香茸を合わせ湯がいたものを大根おろしと醤油でいただくのが一番好きだというので、それは好物のおしょうにん(老茸)と食べ方が一緒だからきっと好みだろうと2種きのこを持ち帰る。つまり家人のためではなく自分のためのお買いものに。。。(汗)

さくらしめじと香茸のお浸しは、おしょうにんみたいに一度食べたら絶対忘れんというような個性的なお味ではないけれど、夏疲れのまだある臓器に沁みる。日本のきのこ、素晴らし。何ですかこの風味。海の向こうで出会ったきのこは、旨味が脳天直撃型のものが多く、新しいきのこを試す時は直撃をマイルドにするためにバタでオムレツにするというのが定番で(マイルドにすると言っても、オムレツにすると、わあなんか鼻血が出そうなほど美味しいねぇ、という感じになるわけだが)、お浸しにして大根おろしあえって対照的だなぁ。

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さくらしめじ:食感はお肉。ほんの少し感じる雑味も肉っぽい。すごく爽やかなお肉?

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香茸:おしょうにんみたいに苦くないけど、おしょうにんと同じで、苦味が雑味になっていない系。何というかミネラル系の苦味。

確かに、香茸だけのお浸しより、さくらしめじと合わせた方が飽きないお味になる。おばちゃまありがとう。

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香茸は炊き込みはだめだけど混ぜご飯も美味しいとのことなので、湯がいた香茸に少し醤油を煮含めたものを玄米ご飯に混ぜてみた。なんかもう出家してもいいかも。しないけど。

 

おまけ

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絵に描いたみたいな形のおっきなきのこがお一人さまでぷっくり立ってらした。眺めただけです食べてないです。