白身魚の卵レモンクリーム煮
ギリシアの家庭料理で、卵とレモンベースのシチューみたいなのをレシピで見たことがあって。卵とレモンなものだから分離させずにトロミをつけるタイミングとか手間とかがちょっと複雑だったもので、お味は好みだろうなと思ったのだけど、実践射程に入れないまま忘れていたのですが。
なんだか降って来る時があるもので。あ、レンジでカスタードクリームを作る要領でいいのではなかろかと。いや、それはもうどこぞで見かけたそのギリシア料理とは別ものになるかと思うのですが。
好みのブイヨンとかお出汁に卵を割り入れ塩などでお味調整してまぜまぜし、つまり茶碗蒸しとかフランのベースのようなものを作ったら、小麦粉少量も混ぜて、ざるで1度こしたものを、電子レンジにかけ、熱くなってきたら10秒単位くらいで出してはまぜまぜを繰り返し、トロミがついたら、レモン汁を入れる。酸味好きさんはたっぷり。
白身魚の切り身に塩コショウして小麦粉をはたいておいたものと、好みの野菜(今回はエリンギと長芋)をフライパンでソテーして、卵レモンソースを入れて軽く一煮する。
最後にバタを少量落として溶けてもらう。上にかけたハーブはミントとディル。
女子は好きだこれ、という感じの食べたことないおしゃれ味でびっくり。家人もその性別のわりには酸味平気さんなので大丈夫でした。いつも食べたことないものにも気持ちよくお付き合いくださいましてどうもです、と思うのだけど、食べたいものは自分で作るからいいよ、と言われるのもなんだかなので言わない。
白身のお魚の代わりに、白系のお肉も合いそうです。手に入らないけど入るところなら、うさぎ、仔牛でやってみたい感じ。手に入りやすいのは、豚さんフィレ、鶏さんか。お野菜は、レモン風味ってことでカリフラワーなんかも合いそうな気が。