Fuji to Higanzakura

料理簡易記録、ときどき、?

雪を見ながら黄色いお花金柑を 

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金柑友の会。お花の形。丸いまま煮ても味は多分変わらないのに花形なんかにしようものなら時間がかかるというものです。つまりお味は同じで手間だけかかる。

でも食べることに興味がなくて、何を出しても基本不機嫌さんな方が、これを出した時に嬉しそうだったことがある。

大きさにより、金柑の皮に縦に6本または8本の筋を入れ、お湯で茹でて、6角形または8角形に角ばってきたら取り出す。筋目から楊枝などを入れて中央のまだ固い部分をグズグズと崩しながら、もう片方の手の親指と人差し指で、へた部分とお尻部分の中央同士を抑えていくと割とスムーズに潰れやすい。ついでにできるだけタネも取り出しちゃう。

お鍋に重ならないように並べて、水と糖分(砂糖なりなんなり)で煮ます。今回はコケモモのリキュールで香りづけ(なくてもいい)。キッチンペーパーで落し蓋をしてシロップがトロッと煮詰まるまで。

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ヘタは取らない方が断然可愛いのに忘れていくつか取ってしまい。次は取らない。取らないも。

こういう単調作業の時にお世話になるのはこちらのBGM。 かもしのピアノ

頭でっかちさん(自分のことなり)は、作業しながらこんなことして何やってるんだろう他にすべきことないのか、みたいな思いもあるわけで。そんな思いがぐるぐるするパタン自体は変わらないけど、何かをちょっと次元変容してくれる。

アクワボニスト。そういう歌がありましたが。

À quoi bon  アクワボン。それが何なの(無駄やん)、というシニカル表現。

À quoi bon la mujique?  音楽が何になるの。

Chanter(歌う)? À quoi bon.

Apprendre le français(仏語やってみたり)?  À quoi bon.

La psychothérapie(心理療法)?  À quoi bon.

Vivre? À quoi bon .

アクワボニストだからって、じゃあそんなことしない、というわけじゃない。なので金柑作業はそのまま続けるなり。à quoi bon という認識を否定して、自分のしていることを正当化するのではなく、à quoi bonとも唱え歌いつつなお淡々とやり続け、ふっと無駄の彼岸に連れてかれてたみたいなエロスが降りてきてました、な、そんなピアノBGM。かもよ?

 窓の外は雪景色。このまま春までずっと。

雪を見ながら黄色いお花金柑を。