Fuji to Higanzakura

料理簡易記録、ときどき、?

たまごはゆでたまご

めんどがりさんはめんどがりさんなりに自分は料理していると日常意識では思っているけれど、狐野芙美子さん本https://presidentstore.jp/_w/books/005046/は、そんな自分の通常意識の「料理」とは違って。自分の感覚を素材の中に溶かしこんで一体にしたところから改めて何か(この場合つまり料理)をそこから切り出していってるような。それってアートだよね。ああそうか、料理もアートか、と。

アーティストにはなれるものでもないけれど、ゆでたまごは以来こちらの方法で。

常温に戻したたまごさん、鍋でお湯を沸かして底の泡がふつふつしてきたら入れて、沸騰させない状態キープを9分。流水でなく水を張ったボールにとって粗熱が取れたら殻をむく。言葉になったこうした作り方も、もともと大事なのはなんというか自分がたまごになってみる感覚意識のあり方で、そこから切り出し切り出しして立ち上げたテクストということ。拝。

朝いただこうと思うと夜たまごを冷蔵庫から出しておかなくてはいけない。そこつ者なのでよく忘れる。

「たまごはゆでたまご」は、夜のたまご出しもお湯の様子見9分(キッチンタイマー使用)も、めんどー意識が前面に出ずご機嫌さんをキープできる呪文。頭の中で語呂リフレイン。ええ私の場合は、です。

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ほんのりあったかいうちに。このゆでたまごができて美味しいと思えるなら、料理なんて他に何もできなくても多分幸せになれる気がする。味覚が敏感な、1日の最初の食事にいただくのがいい。