Fuji to Higanzakura

料理簡易記録、ときどき、?

アボガドチョコグラタン

ダームブランシュ(白い貴婦人)というデザートがある。デザートメニューで見て、その名がとっても気になるわけで。好奇心で頼んでみたら、市販ぽい大味バニラアイスの大玉3球どかっと盛られ、その上にやはり甘みは強いが大味のチョコレートソースがダダバーっとかかったものだった。消化器系が頑丈くない日本人女子に完食は無理、半分も無理、何かの拷問かしらこれは、ということで白い貴婦人はプチトラウマとなった。

ある時、ベルギーのちっちゃなカフェに入ったら、地元っぽい皆さんが、なんだかちっこめのガラスクープの器に入った黒いどろっとしたものを食べている。メニューを見て、あああれらも多分ダームブランシュだ、と認識する。トラウマはあったが、またも撃沈してトラウマ二重になるならなるがいいと頼んでみる。食べてみる。そしてその名の訳を知る。

真っ白な貴婦人(バニラアイス)を、熱いブラックチョコソースでむりやりトロトロにしていただいてしまへというなんともな18禁パルフェだった。嗚呼ベルギーチョコ恐るべし。

そんなベルギーのガナッシュチョコを頂いた。踊る。そのままももちろんいただきますが、熱々のデザートにもします。

食べごろ柔らかめアボガドを半分に切って種をのぞく。断面にレモン汁とオリーブオイル少しずつを指で塗る。種の穴にサワークリームをつめ、そこにガナッシュチョコ一つをむぎゅぎゅーっとのせて、グリルで焼きます。あればちょっとチリペッパー。

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普通の板チョコでもいいけれど、できれば内側にガナッシュクリームが入っているのだともうトロトロでございます。ふにゃん。