Fuji to Higanzakura

料理簡易記録、ときどき、?

赤ワイン煮デーツのグラタン

料理を冷蔵庫にしばらく放置しておくことで、味が落ち着いて美味しくなるという過程が好きだが、デーツの赤ワイン煮デーツの赤ワイン煮 アールグレイ風味 デザート仕様 - Fuji to Higanzakura については作り立てのぬるめがおすすめ。冷蔵庫保存すると、デーツの実も中のアーモンドも、どこかしらきゅっと閉じてしまい、レンジなどでその後温めても、赤ワイン風呂ででとろとろになったときの官能感は戻らない。

冷蔵庫保存してもポテンシャルはあるはずなのだから、また開いてくれないかな、ということで、デザートグラタン。

サワークリームとココナッツミルクを半々くらいで混ぜたものを耐熱器に入れ、デーツの赤ワイン煮を並べ、その上にもクリームの残りを少しかけ、デーツ以外の部分には三温糖なりざらめなりをパラパラ。ホイルをかけてグリル(もちろんオーブンでも)で焼く。途中からホイルをとる。

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濃厚感はデーツの赤ワイン煮のできたてより上回る。よしながふみさん的手足バタバタ反射、復活。焼いて開かせるって、鳴かぬなら、鳴かせてみせよう、とも、殺してしまえ、とも、どちらのイメージも動くけれど、いずれにせよここに官能あり。

ココナッツミルクのひねりがちょっと手間かけた感の風味になってご機嫌だけれど、なかったらサワークリームだけとか、生クリームだけとかでもやっていると思う。ココナッツミルクが入る場合は水分がクリームの脂と反応するのか、焼いているときにかなり派手にはねるので、一人分ずつ深めのココット型などを使うのがスマートか。

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