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Fuji to Higanzakura

心理臨床ベースに少しずつ

織物•表現(2)

Higanzakura視点

 話しを聞いている と、セラピーについて、織物の「織り」の凹凸や奥行き感のようなものも含めて光や角度も変わったりしながら織りをとらえているような感じだという。ジャガードやタピストリーの「柄」がふわっと見えてくるようなときもあるけれど、柄の一つ一つを近くで見ようとしても何かはわからない。けれど、ああ、こんな織物なのか、と感じられた感覚のもとでは、例えば、形としてはほころび てしまっていることなどは、それほど重要にはならない、というそんなセラピストのまなざしは温かいと思った。ほころびている織物は、何に使うか、などの「機能」で見たならば、ある機能 としては、破綻しているところがあるということになるだろうが、ただ、そこにあると感じられる織物を、織物の存在のままに、その質感を、織りの柄を、凹凸の陰影を、紬のようなでこぼこを、共に味わっている、そんなセラピー場となっている、ということだ。

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