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Fuji to Higanzakura

心理臨床ベースに少しずつ

「赤を想う」追記 「クラーナハ展」記事まとめ①〜③まで

Higanzakura視点

①「萌え」でくくりたくはない記号的なエロスという矛盾

 

 旅先で大きな美術館は、沢山歩かないといけないしで決してウキウキとは行かなかった。たいてい家人に引きずられ。もうひたすらに大きな大きな美術 館で、気になる絵、気になる絵、幾つもが同じ画家さんの名前だった。Lucas Cranach。ルーカス•クラナッハと覚えて帰ってきた。今回上野に来た。クラーナハになっている。覚え直せるかしら。

 以前、大きな部屋部屋に500年前のほぼ同時代の絵に混ざって飾られている中にあって、その名の人の絵は、どこか記号チックなエロスが、とてもモダンで異彩を放って異端に見えた。

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② クラーナハがいなかったらルターは?

 

 上野にクラーナハの絵がまとまって来ているらしい。なぜだか長時間いてしまった松崎町図書館の雑誌コーナーで知る。

 以前見た絵と場所の印象と、画家さんの名前を覚えていただけ。他の人の絵と比べず直接まとめて見たら何か改めて思うだろうか、と一人で上野に行ってみたけれど、何か書けるようなことは何も。好きなのだろうと思うだけ。

  歴史教科書でさんざ見て来た宗教改革者ルターの肖像画を描いていた人とは知らなかった。異端ぽいと思っていたのとは反対に、思いっきりモードな人、というより、その時代のモードを作った側の人のようだ。いや、ルターもはじめは異端だったはずなわけだからして、異端ぽいという感じ方でもいいのかもしれないが、 とにかくルターのプロモートにとんでもなく大きく貢献している。昨今はやりの、ブランディングという言葉を思い浮かんだけれど、あまり考えず気持ちいいと思うということを優先すればいいかな、と。超売れっ子肖像画家さんだったらしいけれど。

こちらのサイトがとてもよくまとまっていて素敵。

500年後の誘惑:日本初、クラナーハの大回顧展

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上野公園ぶらぶら歩き。紅葉の色が柔らかい。

 

③ 表現するものされるもの同じでもあり同じでもなしルビー赤

 

 クラーナハがお抱え絵師として仕えたフリードリッヒ賢明公から授与されたという紋章は、ルビーの指輪をくわえた有翼の蛇。

画像はLucas Cranach the Elder - Wikipediaより

授与されたといっても、デザインはクラーナハ自身が起こしているのだと思うのだけれど。商標的にも使っていたという。

先だって「赤を想う」「赤を想う」記事まとめ ①〜⑧まで - Fuji to Higanzakuraを書いたということもあってだろう、このエムブレムが、ずんと響く。

 クラーナハ展のことは何も書けない、と思ったのだけれど、このエムブレムを載せたいがために。「赤を想う」の補足プチ記事。