読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Fuji to Higanzakura

心理臨床ベースに少しずつ

新しいはじまり方 周産期心理臨床セミナー⑦

Higanzakura視点 周産期心理臨床

 ⑤で述べたような、エアポケット領域に生まれてきた子どもとその親らは、昔であればいなかった新しい存在だ。そういう子らももう大きくなって、周産期精神保健の場で臨床心理士として既に長くやってきている講師の方のところに会いに来ることもあるという。そんな彼らには、生に対する静かでしなやかなしたたかさ、のようなものを感じる気がするそうだ。会いに来る子も来ない子もいるだろうから、会いに来たこからの印象で普遍化はできないけれど。

 でもそれまでにはなかったようなこの世での新しいはじまり方を、通過してきた人たち、ということは言えるだろう。

 この世でのはじまり方は満期正常産出生で健やかな子として生まれてきても、その人の生はその人だけの、前例のない常に新しいもので、それは時代の流れがあまりに早いと言われるような今日であればなおさらだ。迷うことは多い。そんな世の中で、前例のないところを生きるということは、それは本当にはじめからそうだったよ、と体感して知っている人たちが既にただシンプルにどこかにいる。そんな存在を思うとき、それは今という時代のある種の道標のようにも感じられてくる。  

f:id:higanzakura109:20160916134810j:plain

                          

まとめて①から⑧まで

 

higanzakura109.hatenablog.com