Fuji to Higanzakura

料理簡易記録、ときどき、?

お菓子は作れなくっても バウムクーヘン洋酒浸しやらなにやら

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 いただいたバウムクーヘンとかマドレーヌとか。甘いもの好きだし、もちろんそのままもご機嫌だが、しばらくするとカロリーとるならアルコールでも、みたいな気持ちもムクムクと。なのでシンプルな粉物ケーキ菓子は、好みのお酒をたっぷり浸してラップで包んで冷凍庫。これで急いで消費しなくてもしばらく保つし、いつでもアルコール風味のデザートがいただけるというもの。今回バニラバウムには桃のリキュール、茶色いキャラメルバウムにはダークラムとウィスキー(←これがよかった)。こゆことは、カステラでやってもいいやね。お菓子の糖分とアルコール効果で、凍ってジャリジャリしたりはしませんで冷え冷えしっとり。

 右はデーツの赤ワイン煮。以前、黒ビールでも煮てみて黒砂糖風味のあんこみたいになってそれはそれでよかったけれど、デーツ煮はやはり赤ワインが王道かも。わお、ってなるやはり。最近は日本でもデーツが買えるけれど、お土産でいただいたふっくら大きく柔らかいブランドデーツ、medjool(メジョール?)ものはこれでおしまい。小さめ固めのでも赤ワイン煮なら多分美味しいかと。デーツの赤ワイン煮 アールグレイ風味 デザート仕様 - Fuji to Higanzakura(今回はフレッシュ風味が気分だったので、アールグレイも使わず、レモン皮少しと冷凍ぶどうを幾粒か。タネ抜いてアーモンドを詰めるのは外せない。)

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クリーム系はなかったので、しっとり系は長芋金柑きんとんで3種盛り。本格的な単品菓子は作れなくってもチマチマ寄せればハレ系デザートプレートなり。色々ある時だけだけど。

長芋とりんごのデザート風

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きんとんだと思えばそんなにヘンテコじゃない。塩味にすれば長芋ポテサラだけどね。

子供の頃の一時期、なぜかおせちのきんとんが、さつまいもの代わりに長芋、栗の代わりにユリ根になっていたことがある。子供の頃は、ユリ根は苦手だったので私はスルーしていたが、今思うと、アヴァンギャルドなおせちきんとんであった。

長芋さんは適当に切って少しの水を張った鍋で蒸し煮(少し塩しておく)して柔らかくなったら潰し、シロップや砂糖などで味付け。お好みで、リキュールやフレーバー付きのシロップなどを使っても。今回は、そこにあった桃のリキュール使用。こういうとき、以前お気に入りだった芍薬のシロップを使いたくなるが、今はありません。 仔牛のレバー(フォアドヴォ fois de veau)ソテー タマネギソース芍薬の花のシロップ風味 - Fuji to Higanzakura

りんごさんは、角切りにして、半分は生、半分ははちみつと一緒にラップしてレンジでチン。あ、サルタナレーズンも半分に切って一緒にふやかした。

潰した長芋と一緒に混ぜて冷蔵庫放置。一日以上置くと、りんごや、リキュールフレーバーなどが一体になって馴染んできて、冷え冷えでいただくと美味しいのです。

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鼻、喉、気管支の粘膜乾燥によく効く気がする。冬の友。

 

 

 

 

お急ぎ1鍋式パスタ 

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ツナさえあれば、残り野菜なんでもまとまる。

鍋にショートパスタが軽くかぶるくらいの水、ナンプラー、オイルは割と豊かにトポポッと入れて、ツナと、後、野菜なんでも(今回は、プチトマト、コールラビ、キャベツ、冷凍してあった茹で白インゲン)。火にかけるだけ。たまに鍋を揺すったり、パスタのでんぷん質で鍋底にくっつきやすいのを底から混ぜたり。汁けが、油とでんぷんとで乳化するのがソースがわり。パスタが好みの硬さになるまで。パスタは早めの茹で時間のものだと楽で良い。早くて適当の割に、お味受けが良いのがなんだか複雑な気持ちになるほどの効率の良さ。器にもって、オリーブオイル、レモン皮、ピンクペッパー、黒胡椒ガリガリ。

くっつきやすいロングパスタの場合は、半分におって、最初に水で少し柔らかくなるまでふやかす(その水は捨てる)とかするといいらしいけれど、とりあえずショートパスタが楽。

 

いいバゲットが残ったら素朴タルティーヌ

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日本のパン屋さんで近頃売られているタルティーヌは、スライスしたカンパーニュ系パンにゴージャスな具とチーズがのって焼かれているものだったり。パンの上になんかをのせちゃえば、それはオープンサンドでは?というか、もはやホワイトシチューみたいなフリカッセをかけちゃってるよねそれって、みたいなのもどうもタルティーヌと言って良さそうなのだけれど素朴に、バタとジャム(コンフィチュール)やら、ヌテラみたいなスプレッド塗るのもやはりタルティーヌ。言葉としては後者が先かも。知らないけど。日本人的にはそれはトーストでは?みたいに思うけれど、外はかりっ中はふわっな食パンイメージは世界共通じゃないわけで、概念探索は底なし。

 朝、パン屋に行って焼きたてバゲットを買ってきていただくのは贅沢だけど、前の夜のバゲットの残りものを翌朝縦に切って、硬くなっているのをさっと水で濡らした手でパンの周りをひと撫でして、トースターかグリルで焼くのもいい。フランスのカフェモーニングごっこ。おそらく残りものバゲットをこうして縦に切って、焼き直したてのものを、バタとコンフィチュール添えてモーニングサービスしてくれるカフェがあった。いいやん、これで嬉しいやん。市販買い置きクロワッサン出されちゃったりするカフェよりも、むしろこれが嬉しいやん。

 残りものバゲットは、フレンチトーストにするばっかりじゃなく、質のいいバゲットならこれで十分美味しい。ちょっと顎が疲れるけど。泊まりがけの出先で美味しいパン屋に出あっても、バゲット一本なんて買えないなーと躊躇せずにお持ち帰り。帰宅した翌朝のお楽しみ。バタやコンフィチュールやスプレッドはお好みで。自分は塩バターと赤いベリー系コンフィチュール派。

 素朴タルティーヌと言えば、フランス圏では、これはつまり文字通り乾パンよね、な、ちっちゃめ食パンスライスがクラッカーみたいに乾かされたものが朝食用に市販されていたけれど(あまり美味しくはありません)、ベルギー漫画のタンタンでは、カバンからそれを出してバタ塗っただけみたいなのをタルティーヌと言っていた気がする。チビモップみたいな愛犬くんと分けて食べていたような。素朴からゴージャスまで、レンジの広いタルティーヌ。

トマトクリームスープ

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トマトクリームソース(作り置きだけど好みのもの)は適宜水を加えて緩め水溶き葛粉なりでトロミをつけてからミルク投入。先にトロミをつけると熱とか酸 とかでもミルクがグズグズになりにくい。トッピングはレモン汁数ドット、オリーブオイル、レモン皮、結晶塩。写真は海藻粉末も。

キャベツと林檎コールスロー

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キャベツざく切り、りんご、マヨネーズ、粒入りマスタード、はちみつ少し、ライム汁、ライム皮。冷蔵庫放置。爽やかなのはライムのおかげ。そういえばサルタナレーズンも半分くらいに切って入れてた。